メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第137回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB氏。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)
しかしある程度この傾向が進むとどうしても「地味」という印象もついてきてしまいます。「簡単におしゃれにするにはドレスライクにするべし」「しかしやりすぎると地味になる」このシーソーのような関係は実に悩ましいところです。
もちろん初心者においてはまず「黒の細みパンツに白シャツ」などのベーシックなドレススタイルを推奨します。しかし本連載を読んで「そろそろオシャレに慣れてきた」「そろそろ地味なスタイルじゃない格好もしたい」と思う人は、次のステップへ。「色落ちインディゴデニム」に挑戦してみてはいかがでしょうか。
「色落ちインディゴデニム」は男子なら誰もが持っている超定番アイテム。子供っぽく見えるカジュアルアイテムの代表格であり、なかなかオシャレに見せるのは難しい。どうしたって黒色・細み・スラックスなどのパンツの方がカッコよく簡単に大人な着こなしに見せてくれます。しかしインディゴデニムは表情があるところが最大のメリット。タテ糸とヨコ糸で異なる色を用いるからこそ、立体感がありムラがあり表情があるものです。黒のシンプルなトップスを合わせても「地味」にならないのがとても嬉しい。
そして子供っぽく見えるインディゴデニムも「なるべく細みを選ぶこと」、「ドレス要素の強いアイテムを1点入れること」を意識すれば大失敗は防げます。
この画像のように色落ちのインディゴデニムでもキュッと細みになっているシルエットを選ぶと少し大人っぽさがプラスされます。「細みシルエット」はスーツの要素の一つですから、カジュアルなインディゴデニムを少し洗練させてくれます。また足元はスニーカーではなくドレスライクな革靴を合わせることで、これまた子供っぽい印象を回避できるもの。この2点に気をつければインディゴデニムもおしゃれに使うことができるはず。
さてそしてインディゴデニム、昔だったら1万円以上出さなければ「キレイな色落ちのデニム」なんて手に入りませんでしたが今はファストファッションが強い味方に。3点ほどオススメをピックアップしてみました。
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